ダイエットを一度でも経験したことがある人ならば、ダイエット期間中に体重が落ちない時期、いわゆる「停滞期」を経験しているでしょう。がんばって食事制限、トレーニングをしているのに、急に体重が落ちなくなる。これはモチベーションが落ちてダイエットを断念してしまう大きな要因の一つでもあります。

　では、なぜ停滞期が出てくるのでしょうか。これは人が生きるために、身体の外から受ける環境や内部の変化にかかわらず、身体の状態（体温・血糖・免疫）を正常に保とうとする「ホメオスタシス（生体恒常性）機能」が働くからです。

　簡単にいうと、脳が元の体重を覚えており、ダイエットにより体重は落ちてくると脳は危機を感じ、元の体重に戻ろうとする努力しているということです。

　ダイエット期間中、ダイエット後に元の体重に戻ろうとします。これを「セットポイント」といいます。

　このセットポイントの方法の１つが、「基礎代謝下げて抵抗する」です。一般的に基礎代謝を30%程度下げる可能性を持っていると言われています。まじめにダイエットをがんばっていても、誰にでも体重が減らない時期が必ず来るということです。

　では、この停滞期は、いつまでも続くものなのでしょうか。多くの人が、この停滞期のせいで、ダイエットを断念しています。

　「基礎代謝を下げて抵抗する」、この停滞期は、大体2週間ほどです。継続して減食しているとまた体重が下がり始める時期が必ずきます。

　ダイエットは、体重の減少と停滞の繰り返しです。そのため、停滞期は何度でもやってくるのです。

　「基礎代謝下げて抵抗する」以外にも、たまに「強い食欲が襲う」ということもあるかもしれませんが、ここからは少し我慢のしどころです。強い食欲が続くのは、大体5分ほどです。ダイエットを始める前に強い食欲が襲ってきた場合の対策を考えておくと良いと思います。私は、「軽いトレーニングをする」、「シャワーを浴びる」などで気分転換をして乗り越えました。

　ダイエット中には、何度も停滞期がくるため、乗り越える方法を知っておくべきです。

■カロリーオーバーの日を作る

　身体に安心感を与えるために1日だけカロリーオーバーの日を作ります。よく言われている「チートディ」です。

カロリーオーバーと言っても暴飲暴食はしてはダメです。ダイエット中は甘いもの、脂っこいものなど我慢しているはずです。一番大好きなものを１つ食べるだけでも身体に安心感を与えられます。

■基礎代謝を下げさせない

　タンパク質をしっかり摂り、筋トレを充実させます。筋肉が増えると基礎代謝も上がるため、がんばって筋肉を増やしましょう。ダイエット期間中は力が入らないため、むしゃらにやるのではなく、大きな部位を正しいフォームで鍛えていきましょう。

■高タンパク質低カロリーの食事を摂る

　基礎代謝が下がっているので、筋トレだけでなく、少し食事量を増やして身体に安心感を与えたいところですが、食事量を増やすことはせず、すこしタンパク質を増やし、高タンパク質低カロリーの食事を継続しましょう。決まった食事量を摂っていると、身体は摂取している食事量だけで身体を維持できると理解します。

■カロリーゼロ／カロリーオフ商品を利用する

　どうしても食事量ががまんできないときは、カロリーゼロ／カロリーオフ商品をうまく利用しましょう。最近はコンビニにもカロリーゼロ／カロリーオフ商品がたくさんあるので簡単に手に入れることができます。ですが、食べ過ぎは禁物です。

　停滞期が来たということは、何週間後かに体重が下がるというサインでもあります。ダイエットをしている人は頑張りましょう。

　体重は右肩下がりに順調に下降線を描くものではありません。前にも言った通り、「体重の減少と停滞の繰り返しが続く」のが普通です。

　ダイエットは、「長期戦略」、「正しい知識」があってこそ成功します。ダイエットを思い立った時にあせらずに、「ダイエットの目的」、「目標体重の設定」きちんと立てて開始しましょう。そして何よりも正しいダイエット知識がないと失敗してしまいます。お近くのパーソナルジムのカウンセリングを受けて、色々と相談すると良いと思います。きっと役に立つ知識を得られるはずです。

　ダイエットは一人で行うとやつれるだけです。ダイエットは体重が減るだけでなく、見た目も若返ってこそが成功です。是非、正しい知識を持った方と二人三脚でダイエットを行ってください。

　さいたま市のBodyMapでは、オンライン／オフラインで無料カウンセリングを行っています。ダイエットしたいという方は、いつでもお気軽にお問合せ下さい。